国家薬品不良反応監測センターが19日に発表した第32期の「薬品不良反応通信通報」によると、ビタミンC銀翹タブレットを服用した患者に深刻な蕁麻疹やアレルギー性ショックといった重度の副作用が見られたことが明らかになった。同報告では、当該のタブレットに含まれる成分にアレルギーのある人は使用を避け、アレルギー体質の人には使用しないよう呼びかけている。

　2004年1月1日から2010年4月3月10日まで、国家薬品不良反応監測センターの病例報告データベースのビタミンC銀翹タブレットに関する病例報告は合計1885件で、深刻な病例は48件、死亡の報告はない。深刻な病例の副作用としては、全身にかゆみを伴う発疹、深刻な蕁麻疹、重傷の薬疹、肝機能の異常、アレルギー性ショック、アレルギー反応、昏倒、間質性腎炎、白血球の減少、溶血性貧血などがある。また同製品は説明書の用量どおりに使用されないケースが多い。国家食品薬品監督管理局は患者に対して、説明書の使用量を守り、過剰服用や連続した長期的な服用を避けるよう呼びかけている。

　「人民網日本語版」2010年9月20日