王妃墓の主である趙妃の石像(9月29日)
400年余りのあいだずっと日の目を見ることがなかった、中国最大規模で中国歴代帝王陵としては唯一ここだけの王妃陵墓である明潞王次妃墓が、数年の整備を経て10月1日、正式に国内外の観光客に公開される。王妃墓の主である趙妃は、明神宗万暦皇帝、朱翊鈞の唯一の兄弟だった朱翊鏐の2番目の妃である。
王妃墓は河南省新郷市郊外にある鳳凰山麓に位置し、広さは3万5088平方メートル。これまでこの場所には、臨時の勾留場所である河南省豫北刑務所があり、そのためこの60年間、一般公開されることはなかった。2005年に新郷市政府は資金を拠出し、河南省豫北刑務所を別の場所に移設。そして王妃墓を修復して公開の運びとなった。