国連経済社会局が20日に発表したレポートによると、世界の男性は女性より5700万人多いことが分かった。
国連経済社会局の「2010世界の女性:動向と統計」では、中国の男女比は108:100で、インドは107:100。ヨーロッパは女性が男性の数を超えている。
このレポートでは、女性は健康、教育、就職、参政などの面で男性と著しい差があり、その他にも身体的暴力にあい、環境や貧困から抜け出すにも不利な地位にあると指摘している。
20日にニューヨークの国連本部で開催された報告会では、女性は進学や健康、経済参加の面で一定の成果があったが、暴力や公共の生活領域での性差別の防止ではまだ多くの作業の必要があると指摘され、現有のデータをもとに分析して今後十数年の間に発生する変化や出現する社会現象が説明された。
報告によると、心血管疾患で亡くなる割合は男性より女性が高く、カタール、パナマ、メキシコ、アラブ連合共和国ではそれぞれ45%、36%、34%、31%の割合で女性が太っていた。また2009年の世界の国家元首と政府首脳のうち女性は14人で、世界500強企業の女性最高経営責任者はわずか13人だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年10月21日