「国考」とよばれる党中央・国家機関公務員試験の来年度募集は24日に締め切られた。この高いハードルに今年も100万人以上が応募、1万6千人の募集枠を争う。最高競争率は史上最高の4895倍。
来年度国家公務員募集オンライン応募最終日の24日になっても、審査を通過した人数は依然と増加し続けた。午後3時までの書類審査合格者は117万9千人、昨年の144万3千人よりも減少した。
最も高い人気を維持しているのは、国家能源(エネルギー)局能源節約・科学技術装備司の「科学技術処主任課員以下」で、25日午前0時現在の競争率は4895倍、昨年の最高記録である4224倍を上回る驚くべき数字となり、熾烈な競争となる。また文化部弁公庁新聞信息(情報)処主任課員以下、山東省国税局イ坊市坊子区国家税務局弁公室課員、瀋陽鉄路(鉄道)公安局白城鉄路公安処駅派出所民間警察、全国政協弁公庁、中央、総合調査研究・原稿起草などの職位は約3千倍の倍率。1千倍以上の職位は32を超える。
募集状況をみると、国税・税関関連が受験者の最も高い人気を集めており、応募者数は増加の一途。国税関連の書類審査合格者は約35万人で、平均倍率は68.8倍。競争が最も熾烈なのは陝西国税局で261.1倍、新疆国税局の人気は最も低かった。2番人気の税関関連では16万6千人が一次審査に合格、平均倍率は100倍。その厚遇と受験条件がわりと低いことから人気が集中したようだ。
とはいえ、不人気の部署も約1千残っており、主管部門が先ごろ受験生らへ応募を促したが、書類審査合格者が出ていない職位がまだ130以上ある。貴州・安徽などの地方の気象局、海事局などの一次審査合格者は一人もおらず、辺境の地で過酷なことがその主な理由とみられる。
※イは「さんずい」に「維」
「人民網日本語版」2010年10月25日