往年の名サッカー選手、ディエゴ・マラドーナ氏が3日午前、北京首都国際空港に到着、10日間にわたる「中国親善旅行」をスタートした。マラドーナ氏は中国赤十字基金会とともに、北京、済南、東莞、合肥4都市を訪問、慈善活動を行う。また、親善試合2試合には自らも出場、卓越した技を披露する予定だ。「広州日報」が伝えた。
マラドーナ氏は同日、「チャリティーランチ会」を北京のレストランで開催した。氏と「ランチを共にする権利」の落札価格は20万元、ランチ会出席者へのお土産に、氏は自分の「髭」を用意したという。ランチ会の後、中国赤十字基金会と「中国親善旅行」大使に関する契約を調印、同日夜は「慈善の夕べ」に出席した。
マラドーナ氏の中国訪問は今回が4度目。初の訪中は1996年、ボカ・ジュニアーズチームを率いた当時36歳だった氏は、北京国安チームとの試合に自らも出場、2対1で勝利を収めた。失業中だった2003年には、ある中国企業の招待を受け訪中、一連の商業活動を行った。2008年、氏は北京五輪アルゼンチンサッカー代表チームの顧問として3回目の中国訪問を果たし、セルヒオ・バティスタ監督率いる同チームが北京五輪で金メダルを獲得した。
マラドーナ氏は北京空港で短い記者会見を行い、中国サッカーについて、「中国は『眠れる獅子』だ。いつか実力を発揮する日が来るだろう」と中国を大いに持ちあげた。
「人民網日本語版」2010年11月4日