民政部の竇玉沛・副部長は7日に江蘇省無錫市で開催された全国社会養老サービス体系構築推進会の席上、中国には現在各種高齢者施設が3万8060カ所あり、ベッド数266万2千床、利用者数210万9千人と述べた。
数年来、国内各地では従来の行政直接管理を打ち破り、民間投資を主体とする多元化需要に応じ、資本参入を積極的に奨励し高齢者向けマンション、福祉施設、敬老施設などの介護施設が増加した。
もっとも中国の社会養老サービス体系構築は総体的には依然足りない。竇副部長は、中国の現在の高齢者施設ベッド総数は全高齢者人口の1.59%にすぎず、先進諸国の5-7%ばかりか、一部発展途上国の2-3%の水準にも達していないと指摘。保障面で相対的に規模が小さく、サービスの実体も偏っているとした。また、科学的計画指導の欠如により、地域間、都市・農村間での発展不均衡、地理的アンバランスがあり、ベッドの確保さえ困難な地域もあれば、ベッドが空いているところもあると語っている。
「人民網日本語版」2010年11月8日