北京は「春」のように暖かい日が続いており、一部では最高気温が8度近くに達している。今年1月は北京の大気の質が基準値をクリアしない日がなかった。これは1998年以来のことだ。新華網が31日伝えた。
北京市環境保護局は31日、今年1月は北京の大気の質が基準値をクリアしない日がなかったとし、うち1級の「優」が18日、2級の「良」が13日と、昨年1月より6日多かった。
同局の杜少中副局長は、気象条件が総体的に汚染物質の拡散に有利だったほか、北京による長年の大気汚染、特に冬の石炭燃焼による汚染への対策が効果を上げたと指摘。
北京市気象部門は、1月の北京の気温は例年に比べ1.4度低く、寒気の活動も活発で乾燥し、風の強い日が多かったため、汚染物質の拡散に有利な外部の条件がそろったと説明する。
今年に入って1月31日までに大気の質が基準値に達した日数は31日、通年目標274日(75%)まであと243日となった。
「人民網日本語版」2011年2月1日