昨年196万組の夫婦が離婚 中国

昨年196万組の夫婦が離婚 中国。 春節(旧正月)の長期連休が終わると、自身の婚姻に区切りをつける人が少なくない。「法制晩報」記者が民政部計画財務司の統計を調べた結果、中国では昨年、196万1千組の夫婦離婚手続きを行った。四川省が最多で、16万9294組が離婚した…

タグ: 旧正月,連休,婚姻,離婚

発信時間: 2011-02-09 15:11:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

春節(旧正月)の長期連休が終わると、自身の婚姻に区切りをつける人が少なくない。「法制晩報」記者が民政部計画財務司の統計を調べた結果、中国では昨年、196万1千組の夫婦離婚手続きを行った。四川省が最多で、16万9294組が離婚した。「広州日報」が伝えた。

同司の統計によると、昨年第4四半期(9-12月)までに、中国全国で120万5千組が結婚、しかし離婚した夫婦は実に196万1千組に達した。平均すれば昨年、1人あたり5300組以上の夫婦が離婚手続きを行ったことになる。

民政部がまとめた昨年の全国31省(自治区・直轄市:香港・マカオ・台湾を含まず)第4四半期民政事業統計データによると、昨年の離婚夫婦数は四川省の16万9294組が最多、次いで江蘇が12万947組、山東が11万6386組。北京は計3万2982組の夫婦が離婚、31省(自治区・直轄市)で24位。西藏(チベット)は全国で離婚夫婦数が最も少なく、わずか459組だった。

四川省社会科学院社会学研究所の研究員は、四川の離婚者数が多いのは人口が多いのみならず、複雑な原因があると指摘する。移民文化の影響を最も深く受けた四川は移民文化の多元的影響の下、伝統的婚姻に対する再認識と反逆が最も徹底しており、離婚率を押し上げていると推測される。このほか、四川からは毎年、1千万人以上の若い農民工(出稼ぎ労働者)が外地へ出稼ぎに出掛けるが、夫婦にとって実家で農業を営み子どもを預かってもらう人は欠かせず、長期にわたり夫婦が遠距離で別居するため、夫婦関係に不安定要素が容易に発生しやすい。

記者がさらに2007年から昨年までの第4四半期全国民政事業統計報告を調査したところ、中国では現在、離婚者数は持続的に増加傾向にあることが分かった。

民政部は2009年民政事業発展統計報告の中で、それまで5年の状況から、離婚者数は年々増加、平均増加率は7.65%としている。

国務院は2003年、「婚姻登記条例」新たに改訂・発布、同年10月1日より施行した。この年から中国では離婚する夫婦の数が増加を始めている。同年には133万1千組の夫婦が離婚、前年比15万4千組増え、離婚率は2.1%、同1千分の0.3ポイント増加した。

「人民網日本語版」2011年2月9日

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