2010年、中国の医薬衛生体制改革は着実に進められ、顕著な効果が持続的に現れ、医療を受ける分野で、国民はさらに多くの実益を享受した。新華社が伝えた。
都市・農村部住民12億人以上を全面的にカバーする基本的な医療保障体制が2010年にほぼ完成した。全国都市部従業員医療保険・住民医療保険への加入者数は4億2900万人に達した。破産国有企業退職者と経営難に陥った企業の従業員の保険加入問題は、ほぼ解決した。新型農村合作医療(新農合)制度への加入者数は8億3400万人。
医療保障レベルは一段と高まった。都市部住民医療保険・新農合に対する政府補助金は、毎年1人あたり80元から120元に引き上げられた。
また、基本薬品制度の対象範囲もいっそう拡大した。全国末端医療保健・医療施設の約60%で、基本薬物制度が導入されており、「薬価差ゼロ」販売を実行、基本薬品の価格は平均30%下がった。
末端医療衛生サービス体系も強化された。中央政府は2010年、前年に引き続き、県級病院900軒、中心郷・鎮診療所1620軒、都市コミュニティ衛生サービス機関1228カ所、辺境地域農村診察所1万1250カ所の建設に対し、財政的支援を行った。
「人民網日本語版」2011年2月15日