極秘とされているコカ・コーラのレシピ
炭酸飲料のコカ・コーラは、すでに100年近く世界を風靡している。そのレシピはこれまで、最高の企業秘密だった。ところがこのほど、米国のあるポッドキャスト専用サイトがコカ・コーラの極秘レシピを知ったことを発表し、世界の注目を集めている。
32年前に新聞に掲載されたレシピ
イギリス「デイリー・メール」の14日の報道によると、ウェブサイト「アメリカン・ライフ」で11日、1979年2月8日出版の「アトランタ・ジャーナル・コンスティテューション」に掲載された1枚の写真が公開された。写真には、1冊の開かれた本にコカ・コーラの発明者ペンバートン氏が書いたレシピ「7x」が写っている。
しかし、「アトランタ・ジャーナル・コンスティテューション」は、ペンバートン氏はこのレシピを書いた時にコカ・コーラをまだ発明していないため、これを伝説の「7x商品」と認めることはできないとしている。
「アメリカン・ライフ」はまた、アトランタの薬局のジェイコブ社長に提供したコカ・コーラのレシピを公開した。ジェイコブ薬局は世界で初めてコカ・コーラを販売した店である。「アメリカン・ライフ」は、ジェイコブ氏に提供したレシピが新聞に掲載されたものとほぼ同じであることを発見している。よって、彼らはこのとき、すでにコカ・コーラのレシピを確立させていたと断定できる。
公開されたレシピと配合
「アメリカン・ライフ」は、この7種類の成分を含むレシピとその配合を発表した。8オンスのアルコール、20滴のオレンジオイル、30滴のレモンオイル、10滴のナツメグ、5滴のコリアンダーオイル、10滴のネロリオイル、10滴のシナモンオイルだ。
調査によると、「7x商品」のレシピはコカ・コーラの様々な成分の1%しか占めないが、これはコカ・コーラの人気が100年も衰えない主な理由だ。
世界でレシピを知るのは2人だけ
この極秘レシピは現在、ジョージア州アトランタ市のある金庫室に保管され、24時間態勢で厳しく監視されている。世界でその内容を知る人は2人しかおらず、レシピの安全を維持し、飛行機事故による最悪の事態を避けるため、2人が同時に飛行機に乗ることはできない。
アトランタ市の薬剤師ペンバートン氏は1886年、このカフェインを含む炭酸飲料を発明し、コカ・コーラという名前をつけた。販売価格は1本5セントだった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年2月16日