中国政府はリビアに滞在する中国人を救出するべく、中国国際航空のチャーター機を派遣した。チャーター機は23日午後5時、北京首都国際空港を出発しアテネに向かった。便名はCCA060、機体番号は6130。新華網が伝えた。
中国国際航空の責任者によると、リビアの空港は現在封鎖されており、状況が不明となっているため、チャーター機はまずアテネに着陸し、空港の状況を見つつリビアへ向かうという。北京からアテネまでの所有時間は約10時間、アテネからリビアの首都・トリポリまでの所要時間は約2時間。チャーター機には中国政府の作業チームが搭乗しているほか、必要物資も搭載されている。
23日、リビアからエジプトへ脱出した中国人83人が、エジプト・アレキサンドリアから2回に分けて商業便で帰国した。23日以降も引き続き多数の中国人がリビアからエジプト入りすると見られるため、在エジプト中国大使館は各方面の準備を行い、中国人の救出に全力を注いでいくという。
「人民網日本語版」2011年2月24日