今年は辛亥革命百周年にあたる。辛亥革命を起こし「中国革命の父」と呼ばれた孫中山先生の孫娘・孫穂芳博士は、祖父の故郷・広東省河源市紫金県中ハ(土偏に貝)鎮の中山中学校に、祖父の銅像を寄贈した。4日、銅像除幕式が盛大に行われた。「広州日報」が伝えた。
孫穂芳博士は、革命に命をかけた祖父の故郷での銅像除幕式に参加するため、76歳という高齢にもかかわらず、はるばる香港から約300キロメートルの距離を車で駆け付け、自らの手で銅像の除幕を行った。
孫穂芳博士は、辛亥革命百周年を記念し、祖父の革命精神を再び発揚するために、祖父の銅像計100体を世界各地に寄贈することに決めたという。
孫穂芳博士は銅像寄贈のため、海外に持っていた別荘や株券を売り払い、120万ドルを調達した。寄贈第一号となった銅像は、昨年3月、タイ中華会館で落成した。それから現在まで、30体の孫中山銅像が世界各地で落成した。孫博士は今後2年間、祖父の銅像100体すべてを落成させるため、世界各地を駆け回る予定という。
「人民網日本語版」2011年3月7日