中国青年報社会調査センターが「民意中国網」「捜狐(sohu)ニュースセンター」の各サイトを通じ両会に関する専門オンライン調査(1803人対象)を行ったところ、6日午後10時現在、「所得」「医療」「住宅」が、若者にかかわる問題のうちネットユーザーが両会で最も議論してほしいと思う三大問題となった。「中国青年報」が伝えた。
若者にかかわる問題のうち、「今年の両会には『賃金引き上げ』の議論を十分にしてほしい」が67.5%、「医療費問題の議論を十分にしてほしい」が65.8%、「住宅保障」が64.7%だった。「就業・創業環境」の選択率も半数を超えた(56.7%)。
このほか、「青少年の成長環境」(39.2%)、「幼稚園費の問題」(35.1%)、「学校選択の問題」(31.0%)、「『高考(全国大学統一入試)』学生募集改革」(29.9%)、「出産政策」(26.8%)、「婚姻・家庭」(19.3%)が挙がった。
今回の両会は「十二五:第12次5カ年計画(2011-2015年)」を練り上げるための両会だ。ネットユーザーが「十二五」に期待するものについては、「所得分配」が最多で72.2%に上った。
2位は「医療」で72.1%。その後に「物価」(71.5%)、「住宅」(70.4%)が続いた。
ほかに選択率が半数を超えたのは、「反腐敗」(68.6%)、「社会保障」(66.3%)、「教育」(62.5%)、「食品安全」(58.8%)、「司法の公正」(52.6%)。
両会は全国人民代表大会(全人代)代表と全国政治協商会議(全国政協)委員が国の将来を共に話し合う大切な機会で、民衆にとっても自身の意見を表す最高の機会だ。「両会の機会を利用して意見を存分に伝えたいと思うか」について、「思う」が78.8%、うち「すごく思う」が50.4%に達した。一方、「どちらでもない」は15.3%、「あまり思わない」「思わない」はわずか5.9%だった。
「人民網日本語版」2011年3月8日