中国民政部の推計によると、今年の清明節期間中、墓参りをした人はおよそ延べ4億6000人に達し、去年の同じ時期とほぼ同じ水準となったという。
清明節は中国の伝統的な祭日であり、先祖を偲び、墓参りをする重要な日とされている。
昔、中国人は清明節の墓参りに、線香やあの世の紙幣を燃やすことで先祖を偲びたが、ここ数年、環境に優しいやり方が提唱されていることから、人々は花を供えたり、インターネットを通じて、先祖を偲ぶ文章を書いたり、黄色いリボンを締めて思いを託したりするやり方を取るようになった。また、春ですので、郊外に出かけて木を植えることで亡くなった人を偲ぶ家族もいる。
「中国国際放送局 日本語版」より 2011年4月6日