世界経済フォーラムは12日、「2010~11年版世界IT報告書」を発表した。ネットユーザーが毎日または毎週インターネット上で発言する回数を見ると、中国人ネットユーザーは世界で「最も勤勉」であることがわかる。
「毎日または毎週ネット上で発言するか」という質問で、調査に応じた中国人ネットユーザーの45%が「はい」と回答し、この割合は世界で最も高かった。続いて、ブラジルが35%で2位、インドが32%で3位につける。
この発展途上の3カ国は、インターネットの利用頻度で長期にわたって上位に位置している。一方、利用頻度が最も低いのはオーストラリアとニュージーランドで、毎日または毎週ネット上で発言する人はわずか7%だ。そのほか、イギリスは8%、米国とカナダは12%となっている。
報告によると、インターネットの普及率が比較的低い国のネットユーザーの発言頻度は高い。そのほか、インターネットの現地化内容が少ないことも、一部の国のネットユーザーの発言が多い理由の1つである。
また、中国などの新興国は早くからWeb2.0を導入し、ネットユーザーの発言を簡単にした。ところが、先進国の競争力の強い主流メディアは内容が幅広く、そのうえ、立ち遅れたWeb1.0を頑なに使用し続けているため、ネットユーザーの発言のニーズと興味は低い。
同報告のIT競争力ランキングトップ5は、1位から順にスウェーデン、シンガポール、フィンランド、スイス、米国となっている。中国大陸は26位、台湾は6位、香港は12位だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年4月13日