中国 安住できない高齢者増え続ける

中国 安住できない高齢者増え続ける。 「一生の大半を苦労して、晩年は静かに過ごしたかった。この年になって、住み慣れた土地を離れるとは思わなかった」…

タグ: 高齢者,都市化,漂族老人

発信時間: 2011-04-20 11:36:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「一生の大半を苦労して、晩年は静かに過ごしたかった。この年になって、住み慣れた土地を離れるとは思わなかった」。中国では今、こうした「老年漂」の日々を過ごす高齢者が少なくない。関連統計によると今年、中国の60歳以上の高齢者人口は1億4400万人、総人口の10分の1以上を占めることになる。人口流動性の増大、都市化の発展に伴い、「漂族老人」がこのデータに占める割合はますます高まっている。中国人民ラジオ局の番組「中国之声」のコーナー「新聞晩高峰」が伝えた。

社会競争が日増しに激化し、多くの若者は故郷を離れて出稼ぎに出ざるを得ない状況にある。こうした若者を子どもに持つ親の中には、慣れない土地で独り暮らしをする子どもを心配し、自らが年老いたこともあり、早期退職して子どものいる都会に引っ越す人も少なくない。こうして、年老いた両親が新しい土地で、子どもと共に落ち着かない余年を送っているのだ。

「人民網日本語版」2011年4月20日

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