マイカーの維持費や交通渋滞によるストレスから、家庭ドライバーの4割以上は、「10歳年を取った」と感じている。慈銘体検集団(健康診断センター)、中国医師協会、北京市健康保障協会が「マイカー族」を対象に共同で実施した国内初の健康状況調査データが、このほど発表された。これによると、マイカー族の80%以上が「渋滞イライラ症」を患っており、ムチウチ症の25%を上回った。北京の日刊紙「京華時報」が報じた。
今回の調査では、4カ月間に調査回答35万組が収集された。「車を購入した理由」は、「外出に便利」が51.6%でトップ、「生活の質を高めるため」と「商売や仕事に必要」がこれに続いた。しかし、購入後、「生活の質が高まった」人はわずか15.2%、「生活の質が落ちた」が9.1%、「心身状態が悪化した」が36.3%だった。
交通渋滞が最も深刻な都市として、上海、北京、広州、深センの名前が挙がった。回答者の80%が「渋滞イライラ症」を患い、通勤や外出に対して、恐れ、嫌悪、反発などを感じていた。渋滞時に83%がイライラ、重苦しさ、不満などを感じ、クラクションを連発することは日常茶飯事という。
「人民網日本語版」2011年4月26日