博物館の文化財を形容するのにどんな形容詞を使うだろうか。「神秘的」、「高貴」、「古い」、それとも「荘厳」だろうか。山西博物館所蔵の青銅器「キョウユウ」の写真が先ごろインターネットで発表されると、ネット利用者からはその外見がゲーム中の「アングリバード」にそっくりだという声が寄せられ、最も「萌え」な文化財として有名になった。こうした現代的で新たな文化財の解釈はネット利用者の人気を集め、また伝統文化に対する青年の興味をある程度刺激している。「楚天都市報」が伝えた。
「中国文物網」によると、この最も「萌え」な文化財は山西博物館が所蔵する商代の青銅器「キョウユウ」。「キョウ」とはフクロウ、「ユウ」とは一種の酒器で、商の時代末期の精緻な芸術品だ。
「現代人が新たなルートを通じて文化財の知識や古代の文化を伝播することはよいことだ。」武漢大学社会発展研究所の羅教講所長によると、文化財は文明の発展プロセスのキャリアであり、ネット利用者が新しい方式で文化財を理解することで、より多くの人が文化財に興味を持つことになる。しかし羅教授は、ネット利用者が文化財に対する「萌え」の気持ちだけでなく、文化財が内包する文化をより理解することを希望し、そうした伝統文化の活性化こそ意義があると述べている。
「人民網日本語版」2011年4月28日
「キョウユウ」の書き方 |