中国衛生省が新たに修正した「公共場所衛生管理条例実施細則」が5月1日から施行され、屋内にある公共場所の禁煙を含む新しい規定が正式に実施される。
今回、新たに修正された実施細則によると、すべての屋内にある公共場所は禁煙となる。また、公共場所の管理者には、人目につきやすく、わかりやすい注意書き、禁煙マークを掲示することや、喫煙による健康損害を宣伝すると共に、喫煙行為を厳しく監視するための専業または兼業スタッフの雇用が求められている。このほか、屋外と屋内をつなぐ通路に喫煙エリアを設置してはならないことや、すべての公共場所には、タバコ自動販売機を設置してはならないことなどが定められている。
尚、この条例では、ホテル、レストラン、バー、映画館、ゲームセンター、公園、博物館のほかバスや電車、空港、船などの交通機関とその待合室など28種の場所が対象として指定されている。
「中国国際放送局 日本語版」より 2011年4月30日