フランスの日刊誌「フィガロ」は先頃、「中国人口の高齢化と都市化」をタイトルに中国政府が最近公表した人口調査の結果について報道した。
第六回全国人口調査によれば、中国の総人口は13.397億人にのぼり、「一人っ子政策」の影響で15才以下の人口の比率は16.6%,、60才以上の高齢者の人口が総人口の13.25%に達した。これは中国の経済と社会においても大きな挑戦となるだろう。
中国は「高齢化」しつつある。2000 年から2010年にかけて、中国の人口成長率は年間0.57%であり、20世紀最後の10年間では1.07%であるから、中国の人口成長率は半分までさがっている読み取れる。この数値はインドの年間人口成長率の3分の1で、中国のここ10年の人口成長率はフランスにほぼ等しく、アメリカの年間0.8%の数値より遥かに下回ることがわかる。世界経済規模2位となった中国はこれらデータから、人口基盤が将来の発展にとって大きな障害となると思われる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年5月4日