ICG/PTWSのトール議長は、今回の訓練は太平洋地域各国の津波警戒予報能力を検証するだけでなく、各国の対応措置や防災減災能力にも重点的に関心を払い、同時に後発途上国の予報、警戒能力づくり支援も重視すると述べた。
中国の国家海洋局と国家海洋環境予報センターの専門家と担当者は会議で、南中国海沿岸各国が緊密に意思疎通をはかり、協力し、南中国海地域津波予報警戒システムを共同で立ち上げ、地域の津波災害監視・予報警戒情報発信、リスク評価、緊急対応減災の技術支援プラットホームとすることを呼びかけた。
ICG/PTWSはIOC賛助の下部組織として1968年に設置されたもので、国際津波減災活動の調整や世界の地震発生頻度の高い地域の150余りの地震観測所を利用した地震・津波発生の危険のある場所の特定、世界100カ所近い潮位観測所のデータを利用した津波が発生するか否かの確認、津波の被害程度の評価を行い、太平洋地域の100余りの指定国家機関に津波情報と警報を発信している。
(新華網日本語=中国通信社)