上海・同済大学四平路キャンパスの南門にこのほど突然、「フランス式クレープ」の屋台が出現した。この屋台が他の屋台と違う点は、店主が2人のフランス人青年であることだ。フランス語なまりの中国語を話しながらクレープを焼く、というユニークな光景に学生たちも新鮮さを感じ、多くの客が集まっているという。新民網が伝えた。
新浪ミニブログで23日、あるネットユーザーがこの屋台についてのつぶやきをUPしたところ、すぐに注目が集まった。同日夜、フランス人の「イケメン店主」を一目見ようと、多くのネットユーザーが雨の中クレープを買いに行ったという。
このクレープ店を開いたBenoitさんとJulienさんはフランスから来た留学生だ。店の道具は白い三輪車と木製の調理台、「法式薄餅(フランス式クレープ)」と書いた看板とフライパン、そしていくつかの調理道具だけ。彼らは外見が異なるため、数ある屋台の中でも注目を浴びており、通りすがる学生のほとんどが1枚4元のクレープを買っていく。
この店を訪ねたネットユーザーによると、クレープの作り方は、まず生地をフライパンに伸ばし、クレープが焼きあがったら特製のジャムをつける。ジャムの味はキウイ、マンゴー、砂糖、チョコレート、蜂蜜、レモンの6種類から選べるという。
BenoitさんとJulienさんが屋台を開こうと思った理由は簡単だ。大学の校門付近で毎晩、屋台がたくさん出ているのを見た彼らはある日、自分たちもクレープを売ってみようと思いついた。クレープは簡単に作れるし、フランスらしさもある。2人は午後に生地やフルーツなどの材料を準備し、夜7時きっかりに開店している。オープン当日はかなりの客が集まったという。
「人民網日本語版」より2011年5月26日