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SNSのTwitterやFacebookは広く知られているが、人を救うこともできれば人を死に追いやることもできるようだ。先ごろ自殺した韓国の女性アナウンサーもこの「諸刃の剣」の功罪を経験したと言えるだろう。
韓国mbcのスポーツ番組の女性アナウンサー・宋さんは7日、自分のホームページで自殺をほのめかすような書き込みを行なったが、スマートフォンやインターネットを通じて急速に転載され、インターネット利用者が救助行動を起こし、救急車も宋さんの自宅に行くよう要請された。深い慰めを感じた宋さんは続いて、自分とプロ野球選手との恋愛についてホームページで書き込んだ。しかし今度のネット利用者の反応は正反対で、悪意あるコメントが次々に寄せられ、宋さんは深刻な憂鬱症に陥ったという。
宋さんの死後もホームページには有名なボーイフレンドの責任を問うような書き込みが行なわれた。インターネット上での交流を促進するSNSが変質し、特定人物を対象とした凶器に変わってしまったのだ。
人を救うこともできれば人を死に追いやることもできるSNSサービスの副作用に、懸念の声があがっている。
「人民網日本語版」2011年5月27日