国家観光局総合協調司の特別委託研究「休暇緑書」が11日に発表された。これによると、中国レジャー産業の発展見通しは2011年も引き続き明るいと予測されている。「十二五(第12次五カ年計画:2011-2015年)」期間は、中国レジャー産業が急成長する黄金期になる見通しで、広州と北京は、レジャー発達都市の両雄と位置づけられている。
報告によると、中国の中産階級のレジャーに対する満足度は全体的に低く、90%近くが「自分は働き過ぎだ」と認識、80%以上が「仕事によるプレッシャーが大きい」、さらには28%以上が「プレッシャーは極限状態に近付いている」と感じていた。
中国国民の2010年レジャー消費(旅行、文化・娯楽、スポーツの主要レジャー消費)は2兆1900億元で、社会消費財小売総額の14.2%、GDPの5.51%をそれぞれ占めた。レジャー消費のトップは旅行による消費。全国の公衆浴場業の2010年総収入は、前年比12%増の1400億元に達した。
2010年、都市部住民の旅行消費額は7870億9900万元、農村部住民は2260億6900万元、計1兆131億6800万元。
同年、文化・娯楽類のレジャー消費額は3485億元、レジャースポーツの消費総額は前年比22.1%増の2543億元。レジャー飲食消費額は同18.9%増の4400億元に達した。
「人民網日本語版」2011年6月13日