膠州湾大橋のガードレールのボルトを締める作業員(7月5日)
世界最長の海上大橋である青島膠州湾大橋は6月30日正式的に開通し、式典が行われた。ここ数日、膠州湾大橋を通る人々によって、大橋の多くのガードレールのボルトに緩みがあることが発見されている。この橋を通る運転手は安心して通れず、安全問題の隠蔽が疑われている。
中央テレビ局の報道によると、6月30日に開通し車両の通行が始まって、すでに数日が経過している。しかし、青島膠州湾大橋一部分の施設でまだ設置が完了していない有様だ。ガードレールのボルトの緩みが多く見受けられ、記者が手でねじることができるほど。大橋を通行する自動車のスピードは比較的速く、しかもガードレールと照明灯という橋にはなくてはならない安全設備に欠陥が見つかっている。これは実に悩ましい状況だ。
青島膠州湾大橋の関係部門は5日、新華社記者の取材を受け、膠州湾大橋はすでに開通の条件を備え、ガードレールなどの付属工事の建設情況も関係規定に違反が見られないことから、開通した後にも継続して改善しているという。
5日、記者は車で膠州湾大橋を通したが、多くの作業員がボルトの締め付け補強作業をしていることに気づいた。市民からの大橋の安全性に関する疑問に対し、膠州湾大橋のシニアエンジニア邵新鵬氏は、部分的にボルトがしっかり締まっていなかったといえ、短期間なら安全面の影響はないと答えた。
邵新鵬氏によると、一部分の大橋のガードレールは設置が終わっておらず、またボルトの締め付け作業が完了していない場所もあったが、これらの付属工事の建設情況は主体工事に影響がなく、大橋の開通に関係ないという。関係規定によって、検査を受けた高速道路はガードレールなどの付属工事が開通した後の一定期間、引き続き施工することを許可されている。膠州湾大橋の照明灯が設置完了していない情況に対して、邵新鵬氏は、大橋の照明灯の目的は景観のためと答えた。
新華社、中央テレビ局、中央人民放送局の報道を総合して伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年7月6日