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香港旅遊業関注組(香港観光業担当グループ)李錦添主席によると、大陸部学生による香港への夏期短期留学が、ここ数年ブームになっているという。今年の短期留学者は、前年比15%増の見通し。香港星島日報が報じた。
李主席は「大陸部の旅行社は、香港の大学とタイアップして留学ツアーを出している。参加者は、大学の寮に宿泊し、キャンパス内見学、夏期講座の受講、博物館や大型民間企業の見学、テーマパーク遊覧など各種活動を行う。留学期間は2週間から4週間、ツアー代金は約1万元だ」と語った。李主席によると、香港への短期留学ツアーは、大陸部の学生から大好評を博しているという。特に高校生は、志望大学決定前に香港に行って、現地の状況を調査できる。香港は、欧米に比べ、留学費用をかなり低く抑えられる。
香港山旅学会は2005年以降、大陸部の教育部門や学院と提携し、各種交流イベントを開催している。同会の石天侖主席は「大陸部学生による香港短期留学はかなり普及している。昨年まではひと夏に3団体前後だったが、今年の夏は5団体を受け入れる予定で、参加者は1団体約50人。広東省仏山市順徳区の学生、江南大学学生、北京の学生など、裕福な家庭の子どもが多い」と語った。また、「留学目的地として人気の高い香港は、国際化程度や生活のリズムが、大陸部とかなり異なっている、中文大学、香港大学、浸会大学、理工大学など香港の名門大学を訪れる以外に、大陸部の学生に香港生活を肌身で感じてもらえるよう、ボーイスカウト(童軍教育)やチームトレーニング体験なども企画している」と続けた。
「人民網日本語版」2011年7月13日