北京日報より |
中国最大のインターネット検索エンジン「百度」で検索してみると、「私の離婚計算器」なるオンラインツールが最近、大流行しているようだ。この離婚計算器は、英国の消費者金融コンサルティング機関が、夫婦のスムーズな離婚をサポートし、離婚を予定している夫婦のコスト試算や債務の精査などを行うためのツールとして作ったものだ。人民日報海外版が伝えた。
「離婚計算機」の主要機能は以下の通り。
▽財産分与
法律の規定に基づき、夫婦の財産を分割する。預金は問題なく分けることができるが、利息分を失う可能性がある。手持ちの株券が評価損(含み損)の場合も、財産分与するなら、元本割れ承知で売るしかない。夫婦ともに一軒の家を欲しがり、価格がはっきりしない場合、不動産鑑定士に価格評価を依頼しなければならないが、そのための費用がかかる。
自動車も面倒だ。実際には分割不可能なので、鑑定士に依頼する以外方法はない。書画やアンティークが財産としてあるなら、現金化のためオークションにかけるための費用がかかる。
▽訴訟費用
裁判所の訴訟費用は基準が定められている。最低ラインを超えた場合、財産総額に応じた費用を支払う。
▽養育費
子どもがいる場合、子どもを引き取らない側が引き取る側に養育費を支払わなければならない。月給の20-30%が相場という。
▽訴訟に伴う休業損害
夫婦双方がともに離婚に同意した場合、この損害は少なくてすむ。1回の裁判所審理で全てが解決する場合なら、2日間の休暇を取れば良い。休暇のうち、半日は弁護士との面会、半日は訴状提出、残り1日は裁判所での審理と調停書の受け取りに費やされる。(編集KM)
「人民網日本語版」2011年7月15日