調査によると、中国では二人目を産みたい人が半数を超え、しかも数が多くなる傾向にあるとのことである。上海社会科学院家庭研究センターの張亮事務局長は、半数以上の人が「2人を産むとよりいい」と考えており、2000年から2009年まで全国の出産適齢期にある女性が2人を産む比率は26.1%から29.3%まで上がったことを明らかにした。
張亮事務局長によると、現在、中国は平均して一組の夫婦が生涯1.7か1.8人の子供を産むという低出生率の国家に仲間入りをし、上海や北京などの大都市では、この数字はさらに低くなり、1人足らずとなったことが分かった。
「出産意欲が低下することは2人目を産む意欲が低下するとは限らず、2人目を産む比率が下がるとも限らない」という張亮事務局長は2001年の中国計画出産と成育健康に関する調査、2006年の全国の人口と計画出産に関する調査、さらに2006年の全国都市農村住民生活総合研究の調査結果を挙げ、2人目を産みたい人はそれぞれ56.4%、60.1%および59.7%を占め、いずれも半数を超えていることを明らかにした。
「中国国際放送局 日本語版」より 2011年7月27日