上海市の工商などの関連部門は2日、煮込み豚骨スープの問題で注目を集める味千ラーメンに対する初歩的調査の結果を明らかにした。それによると、スープの元となる濃縮スープは豚骨エキスを主要成分としており、これは山東省泰安市のある食品メーカーが生産したものだという。また同市工商関連部門が、虚偽の宣伝の疑いで味千ラーメンへの調査を行っている。
調査によると、味千ラーメンの濃縮スープの主成分は豚骨エキスで、生産したのは山東省泰安市にある泰安京日丸善食品工業有限公司。豚骨エキスは上海市の西蓋米食品(上海)有限公司に運ばれた後、調味料が加えられて、スープの元となる濃縮スープに生まれ変わる。
同市食品薬品監管部門によると、豚骨エキスは複合調味料の一種であり、現時点では食品の安全性に関する潜在的なリスクは確認されていないという。また同市工商関連部門によると、味千ラーメンの広告内容は商品のカルシウム含有量などに関して消費者に誤解を与える可能性があり、同部門は現在、虚偽の宣伝の疑いで味千に対する調査を進めているという。(編集KS)
「人民網日本語版」2011年8月3日