7月24日朝、温州の事故現場。救援隊が車両を吊るし上げ、周囲は封鎖されている。 |
温州高速列車追突事故で殉職した潘一恒運転手の遺族に対する補償金について、世間では根も葉もない噂が飛び交っていることを受け、南昌鉄道局は3日、潘運転手の遺族に対する補償金は、乗客の犠牲者に準じて支払われることを明らかにした。中国新聞社のウェブサイト「中新網」が伝えた。
潘運転手の遺族はこれまでに、故人が生前に生命保険に加入していたことから、保険会社から約5万元の保険金を受け取った。
鉄道会社側は、潘運転手の遺族に対する補償金は、事故で亡くなった乗客への賠償金額に準じて支払う方針を明確に示している。
追突した列車を運転していた潘運転手は、このような緊急事態のなかで、迅速果断な行動をとり、必死でブレーキをかけ続けた。最後まで運転台を離れず、自らの命と引き換えに職務を全うした。
「人民網日本語版」2011年8月4日