10人の捕虜を殺した19歳の女性兵士
カダフィ大佐を政治的強者とする時代はすでに過ぎたが、カダフィ大佐についての伝説は今もいたるところにある。カダフィ政権の失脚にともない、彼に関する伝説にも大きな変化が生じている。
カダフィ大佐はかつて、女性ボディガードを重視し、彼の女性に対する信頼、女性の社会での地位と役割の高まりを示した。この女性ボディガードチームもカダフィ大佐に忠誠を尽くした。しかし最近、カダフィ民兵組織のある19歳の女性兵士は、拘束していた反対派の11人を銃殺したことを認めた。「仕方なく殺した」と話す彼女は、カダフィ大佐の兵舎で何度も性的暴行を受けていたという。そのほか、カダフィ大佐の女性ボディガード5人は、カダフィ大佐と彼の息子から侮辱を受けていたことを明かした。