京都の景色
今年の夏、京都へ行き、特別な方法でこの千年の古都に溶け込んだ。
有名な清水寺の近くに到着、同行の旅行社の日本人は直接見学に向かわず、まず狭い小道に誘導した。中に1軒の「織物店」がある。旅行社の日本人は「好きな和服を選んで着ましょう。それから京都を見学します。」という。
サプライズだ!京都は歴史的にも紡織業で有名で、生産される和服、帯は精巧で美しく、中国でも聞き及ぶところだ。「織物店」に入ると、様々な生地、色、図案の和服が掛けれ、200、300枚もあった。全て貸し出し用で、看板には「浴衣」の文字が書かれていた。
私は散々迷った挙句、最後に青紫色の地色にピンクと青の花がいっぱい描かれた着物に決めた。その後、スタッフに連れられて帯の棚に行き、帯を選んだ。私が選んだのは外側が赤で、内側が銀白色の帯だ。これで終わらず、スタッフの案内で和服の帯揚げや帯締めと呼ばれるアクセサリーを1本ずつ選んだ。和服のアクセサリーの豊富さには驚く。
着物とアクセサリーが決まったら、二階へ。専門のスタッフが着物を着せてくれる。20分で着物を着た後、別の部屋で髪をセットする。約15分で仕上がり、青いヘアアクセサリーをつけた。鏡を見ると、たおやかでやさしい日本人女性に変身していた。一緒に旅行に来ていた友達もみんな変身していた。いずれにしても同じアジア人、和装用のバックをもって、静々と小またで歩けばみんな奥ゆかしい日本の昔の美人みたいだ。