写真は10日、基本練習を行なう山東省済南の高齢者バレエグループのメンバー。済南市高齢者大学芸術団には高齢者のバレーグループがある。メンバー20人の最高年齢は65歳以上、平均年齢は55歳だ。メンバーの多くは専門のバレエの経験はないが、小さいころからバレエが好きで、いつかバレエシューズを履いて舞台で踊りたいという夢を抱いてきた。しかし、半世紀近くもバレエとは何の縁もなかったメンバーにとって、バレエを習うのが難しいことであるのは間違いない。57歳のリーダーの冉玉潔さんは中年・高齢者向けのバレエ学習計画を作成、メンバーを率いて2年にわたりポーズや基本的な練習を行ってきた。高齢者がバレエを練習するのは若者の倍以上の苦労と勇気を必要とする。メンバーたちは毎月平均で1足のバレエシューズを履きつぶすという。バレエグループは「トゥの夢」で2007年、全国第5回夕陽中高年芸術コンテストの金賞を受賞している。
「人民網日本語版」2011年9月14日