那覇発羽田行きの全日空機ボーイング737-700が9月6日、副操縦士の操作ミスにより、最大で左に131.7度傾いたまま飛行していたことが分かった。同機は下向き35度の角度で30秒の間に1900メートル急降下した。この事故は日本では「背面飛行」と呼ばれている。同事故では乗務員2名が軽傷を負い、乗客4名が気分不良を訴えた。
全日空の伊東信一郎社長は20日、日本外国特派員協会で開かれた記者会見で、事故に関してメディアと国民に謝罪した。
新華社記者の質問に対し、伊東社長は、「これは安全を脅かす重大な事故だ。現在、国土交通省と協力し、事故の調査を続けている。また、事故の再発を防止する対策も立てた。我が社はこれからも飛行の安全を第一に運営を行う」と答えた。
伊東社長は全日空の中国戦略について、「我が社は中国市場に非常に注目している。現在のところ、中国人の旅客数は全旅客数のわずか30%である。今後はこの割合を高め、中国人旅客に対するサービスレベルを向上させる」と述べた。このほか、伊東社長は、LCC(格安航空会社)業務を中国で展開することも検討していると明らかにした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年10月21日