11月11日は1が4つ並ぶことから、中国では「独身者デー」と呼ばれているが、近頃、ミニブログなどでは多くのネットユーザーが今年の11月11日に「独身を卒業」し、結婚届を出すつもりであると宣言している。広東省仏山市禅城区の婚姻登記処に訊ねたところ、これまでに40組のカップルが11月11日の結婚登記を予約しており、これはバレンタインデーや「5月20日(520の発音が中国語の愛してる・我愛ニーに似ている)」を上回る数字だという。広州日報が伝えた。
▽2011年11月11日は「大独身者デー」
今年11月11日は1が6つ並ぶため、ネットでは「六一デー」、「独身者デー」などとも呼ばれている。あるネットユーザーはこの日に一人でどのように過ごせばいいか悩み、またあるネットユーザーは「これは『一生一世、一心一意(一生一途に愛する)』の吉日だから、この日に結婚しようと思う」とコメントしている。
▽ホテルにも結婚式予約が殺到
ホテルやブライダル会社に問い合わせたところ、この日に結婚式を予約するカップルも殺到しているという。金城大酒店のスタッフは「この日は旧暦でも吉日にあたり、昨年から予約が埋まっています。今年に入ってから予約しても間に合いません」と語る。
ブライダル会社も11月11日は大忙しだ。あるブライダル会社の責任者は「この日の結婚式について、多くのお問い合わせがありました。メイクなどのスタッフもこの日は大忙しでしょう」と語る。この日は1が並ぶ特別な日付のため、式の中で「一心一意、一生一世」など、縁起の良い言葉を取り入れるなどのプランを用意しているという。
「人民網日本語版」2011年10月27日