給与調査を専門とする智連招聘薪酬データ研究センターは、9万4609業種で募集した計330万8418人の大学新卒者に支払われる初任給に関する調査を全国規模で実施した。調査の結果、上海や北京の大卒初任給が全国首位と2位を占め、平均はいずれも3千元(約3万6千円)を上回ったことが判明した。業界別に見ると、コンピュータのソフト・ハードウェア業界と金融保険業界の初任給が最も高く、いずれも2500元(約3万円)以上だった。北京の日刊紙・京華時報が15日付で伝えた。
調査によると、深セン、広州、杭州など沿海部の経済発展地域の大卒初任給は軒並み2千元以上、最低はハルビンの初任給だったが、それでも1500元(約1万8千円)以上だった。業界別に見ると、コンピュータのソフト・ハードウェア業界と金融保険業界の平均初任給が最も高く2500元以上、化学工業石化、通信、医薬保健各業界の平均初任給はいずれも約2千元。卸売・小売業が最も低く、約1500元。
初任給を職種別で比較すると、技術系の初任給が全体的に高かった。中でも開発・研究業務に携わるハイテク系の平均初任給が最高で3500元(4万2千円)以上。高級管理職がこれに続き、平均初任給は3千元以上。IT技術職と管理職も2500元を上回った。その他の製造関連業界の初任給は低く、2千元未満だった。
「人民網日本語版」2011年12月16日