アンデルセンの童話「雪の女王」に出てくるような氷の城が現実にあると思う人はいないだろう。しかしルーマニアではこのほど、氷のホテルが建築された。同ホテルは壁も家具も全て氷で作られているため、利用客は熱いお湯のシャワーを利用することはできない。
同ホテルには客室が10ー14部屋あり、室内気温は零下4℃に保たれている。暖かい液体がホテルを損なう可能性があるため、同ホテルではトイレも設置しておらず、利用客は別の場所へ行って用を足す必要がある。
氷のホテルは2005年に建設開始。ルーマニアのパレアラックに位置する同ホテルは、毎年冬に建築家が湖から氷を切り出してホテルを修復している。そのためホテルは毎年少しずつ違った外観を見せている。
「人民網日本語版」2011年12月31日