四川省成都市にある「成都大熊猫(ジャイアントパンダ)繁育研究基地」のジャイアントパンダ、「圓仔(オス、3歳。中国語読み:ユエンジャイ)」と「歓歓(メス、3歳。同:ホワンホワン)」の2頭は15日午前8時、専用機に乗せられ、フランス・パリの動物園「ZOO PARC DE BEAUVAL(ゾオ・パフク・デゥ・ボヴァル)」に向かった。研究のため今後10年間、同動物園で過ごす予定。これで、海外に送られた中国のジャイアントパンダは計38頭となった。中国国営の通信社「中国新聞社」が報じた。
大きな耳と、高い鼻立ちの「圓仔」は、好奇心旺盛で活発な性格なため、木に登ったり、ボールで遊んだり、チョウを捕まえたりするのが大好き。その独特のパフォーマンスと大きな頭を振って歩く、無邪気でかわいい姿が子供たちに大人気となっていた。一方、「圓仔」と仲良しの「歓歓」は、女の子らしく上品、いつもおとなしく座っている。そんな「歓歓」の楽しみは食事。なにかをもぐもぐと噛みながら、いつも気持ち良さそうに座っている。
フランスの動物園の園長によると、同動物園は、「圓仔」と「歓歓」が異国の地で安心して暮らすことができるよう、2頭の住居となる新館の建設に先立ち、建築材料や「石獅 (石の獅子像)」を中国から取り寄せ、美しいジャイアントパンダ館3館を建設。2頭のジャイアントパンダを迎える準備をしてきたという。
「圓仔」と「歓歓」は同動物園に到着後、約1カ月の検疫隔離期間と適応期を経て、2月11日ごろに一般公開される予定。
「人民網日本語版」2012年1月16日