日本の福島県は3日、県内の稲作農家約2万3200戸のうち、583戸のコメから基準値を超える放射性セシウムが検出され、出荷を停止したことを発表した。
調査は昨年11月に開始し、3660戸のコメから放射性セシウムが検出された。日本政府は今年10月以降、食品に含まれる放射性物質について新たな安全基準を施行し、1キロ当り100ベクレルを超えるコメは隔離する。
新基準を超えたのは調査対象全体の2.5%の583戸。うち38戸では1キロあたり500ベクレルを超えた。福島県は基準値超のコメが一部市場に流通したことを認めたうえで、今後は政府の制定したより厳格な安全基準に従い、基準値超のコメが市場に流通しないようにするとしている。
「人民網日本語版」2012年2月5日