広東省湛江徐聞新港から海南に向かっていた客船「南方6」号が8日、瓊州海峡で座礁した。連絡を受けた広東海事部門は、現地の徐聞政府と共同で、9時間に及ぶ緊急救出作業にあたり、同船の乗客乗員815人を全員無事救出、死傷者はゼロだった。人民日報が伝えた。
8日午後3時15分、広東省海上捜救センター当番室は、湛江支センターから、「午後2時15分、南方6号が出航後間もなく座礁した」と事故第一報を受けた。
緊急救助作業により、同日午後6時48分の時点で、自らの意思で船に残った操縦員数人を除き、計702人の乗客が無事救出された。また、海事部門は、同日午後11時20分から座礁船を浅瀬から離す作業を開始、翌日未明に完了させた。この事故による死傷者は発生しておらず、船舶からの油漏れも起こっていない。
9日午前0時20分ごろ、浅瀬から無事脱出した南方6号は、出発した徐聞新港に戻り、検査を受けた。詳しい事故原因については、現在調査中という。
「人民網日本語版」2012年2月10日