「韓国の女性芸能人は清純で知性的、中国の女性芸能人は派手で美しい、日本の女性芸能人はかわいらしい」、「韓国の男性芸能人は優しい、中国の男性芸能人はハッキリとした目鼻立ち、日本の男性芸能人は男らしい」日本新華僑報は15日、このような文章を掲載した。最近、ある韓国のネットユーザーが日中韓「芸能人の平均顔」を紹介したところ、日本で話題に、中国では論争が巻き起こった。
各国のネットユーザーは様々なコメントを出したが、最終的には、「やはり自分の国が一番だ」と結論付けた。同じ東洋人とはいえ、好みは違うようである。
日中韓以外の国の人にとって、東洋人の顔はほとんど同じに見えるらしい。しかし、日中韓の国民は、その微妙な違いを見つけ出すことができる。
あるメディアはこの「平均顔」について、「近隣の国ではあるが、流行の髪型、ファッションなどは異なり、好まれる顔つきも違う」と分析した。しかし、筆者は3カ国の文化の違いが審美観の違いの原因ではないかと考えている。
韓国映画にはたびたび「野蛮な彼女」が登場するが、実際はそうではない。韓国の女性は儒教文化の影響を強く受けており、清純で礼儀正しいことが大切だと考えている。韓国の女性は良妻賢母で、旦那をいつも全力でサポートする。したがって、各国のネットユーザーが韓国女性に対して持った「純粋で知性的」というイメージは、かなり当たっている。韓国の男性は母親に守られて育ったため、亭主関白に見られがちだが、実際はそうではない。ある韓国メディアの調査によると、韓国の男性が最も好きな植物は「ムクゲ」、ムクゲの花言葉は「優しく辛抱強い」。また、韓国の男性が最も好きな本は『春香伝』、身分を越えた恋愛を描いたロマンティックな話だ。「優しい」という表現は、韓国男性にぴったりである。
朝から晩まで家事をこなし、旦那に従順で、優しく、気配りのできる日本女性は世界でも有名だ。多くの男性が日本女性と結婚することを理想としている。いつもそばにいてくれる日本女性は確かに男性好みである。一方、日本男性は見た目は静かそうだが、何かがあると驚異的な「爆発力」を発揮する。日本男性は「武士道」の精神を生活の至る所で体現する。日本男性は『忠臣蔵』を愛読し、武士の闘志や殺気を身に着けている。「男らしい」とネットで評価されたのはこれが理由だろう。
最後に中国。現在の中国が成立して以降、女性の解放運動が非常に徹底されて行われた。ピーク時は、女性が国を支えていたと言われるほどである。改革開放以降もそれは変わらなかった。中国女性は「清純」、「優しい」、「かわいらしい」性格はもたないが、「派手さ」「美しさ」では日韓の女性には負けない。中国の男性ははっきりした性格である。愛憎がはっきりし、それが独特な魅力となって顔にも表れている。
日中韓は東アジアに位置し、文化も同じ根源を受け継いでいる。しかし、時代を経るうちに、地理的、歴史的、文化的、習慣的な違いが生まれ、それぞれ違う文化や国民性が形成されたのだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年2月16日