ニュースサイトrecord japanの報道によると、最近のロシア人少年の連続自殺事件が社会の注目を集めている。現地時間2月16日までの2週間で、すでに12人の青少年が自殺している。うち10分間で6人の中学生が立て続けに自殺し死亡したこともある。彼らは豊かな家庭の出身で、成績もよい。不思議なことに、彼たちの共通項は趣味が「日本マンガ」だったことだ。
ロシア専門家によると、マンガは青少年自殺の原因とはいえないものの、否定できないのは日本マンガが死を美化してことによる。ロシア人の子どもは一般的に6歳から日本のマンガを好きになりはじめ、日本マンガの影響を受けずにはいられない。日本文化に見られる英雄的な犠牲、友達と恋人のため生命を失う結末などの観念が、青少年の衝動的自殺に影響を与えている。
その外、青少年の年齢は幼く、マンガの超現実感が理解できない。家庭の不調和あるいはクラスメート間の対立で彼らは現実から逃避し、ネットなどの世界に癒しを求める。マンガの登場人物が、危機から助け出されて死亡しても生き返るシーンは、青少年たちに死が生命の終わることであると意識できなくさせる。彼らは死を軽視し、死を現実世界から逃げる手段としてみなすようになり、ネットに集団自殺サイトも出現している。
統計によると、ロシアで毎年、青少年の自殺未遂事件は4000件以上になっており、日本の青少年自殺率はもっと驚くべき数字だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年2月21日