日本の観光庁は21日、東日本大震災から1年となるのを機に、外国人観光客の誘致キャンペーン「Japan.Thank You.」を同日から4月下旬にかけて実施すると発表した。中国国営の「新華社通信」(電子版)が報じた。
この時期日本は桜の見ごろを迎え、前田武志国土交通相は同日の記者会見で「桜の開花を迎える季節は、外国人旅行者が最も多く訪れる季節の一つで、再生に向かう元気な日本をPRしたい」と述べた。
また、「Japan.Thank You.」のロゴや復興に向けた「コイの滝登り」がデザインされたポスターを、外国人観光客が多い仙台や東京、横浜、京都、大阪などで、商店街やバス・タクシーの車体などに提示し、復興への協力に対する感謝を込める同キャンペーンを盛り上げる。
3月11日には、神戸ポートタワーのほか東京スカイツリー、横浜マリンタワー、京都・東山花灯路、別府タワーでも特別ライトアップを行い、岐阜県高山市では主要観光施設や公共交通機関の外国人利用が無料になる。
日本政府観光局(JNTO)の統計によると、2011年の訪日外客数は、東日本大震災と福島第一原発の事故の影響を受けて、前年比27.8%減の延べ621万9千人だった。10年に訪日客数が2番目に多かった中国は延べ104万4千人。
「人民網日本語版」2012年2月22日