中国教育部が28日に発表した情報によると、2011年の中国における外国人留学生数が初めて29万人を超え、29万2611人に達した。これらの留学生は194の国と地域から来ており、中国全土の大学660校、科学研究院(所)、その他の教育機構で留学した。中国における外国人留学生数、出身国と地域の数、留学生受け入れ先の数、中国政府奨学金生の人数は、中華人民共和国設立以降で最多となった。人民日報が報じた。
2011年の留学生数は前年比2万7521人増(10.38%増)となった。うち中国政府奨学金生の人数は3297人増(14.73%増)の2万5687人に達した。自費留学生の人数は2万4224人増(9.98%増)の26万6924人に達した。
統計によると、アジア出身の留学生数が最多で、全体の64.21%の18万7871人に達した。欧州出身者は16.15%の4万7271人、米国は11.05%の3万2333人、アフリカは7.09%の2万744人、オセアニア地域は1.50%の4392人となった。留学生数上位10カ国は、韓国、米国、日本、タイ、ベトナム、ロシア、インドネシア、インド、パキスタン、カザフスタンの順となった。
中国教育部の関係者は、「2020年までに中国全土の外国人留学生数を50万人とし、中国をアジア最大の留学目的国とする」と述べた。
「人民網日本語版」2012年2月29日