陝西省西安市にある国立大学「陝西師範大学」長安キャンパスに一昨年設置された女性用の立小便器。混雑解消や水の節約を目的に設置され、普及を目指したが、実際には「閑古鳥が鳴いている」状態を18日、学生が携帯を使って次々に撮影、話題になっている。中国のタブロイド紙「新京報」が報じた。
当初3室設置された同タイプのトイレだが18日の時点で、うち1室はすでに倉庫代わりに。女性が立って用を足す際に使う紙製の「導流器」という補助器具が備え付けられ、実際に使用できる状態にあるのは1室のみだった。ただ、利用者はほとんどいないという。ある女子大生は、「一回も使ったことないし、使っている人を見たこともない。みんなやっぱり慣れないんだと思う」と率直に語った。
「人民網日本語版」2012年3月20日