2015年の開園を目指す上海ディズニーランドは26日、プロジェクトプランニングやクリエイティブプランニングの分野で高い技術を持つ人材の第1次募集を開始した。中国国営の通信社「中国新聞社」が報じた。
今回の募集では、上記のもの以外にプロジェクト管理や施工管理、プロジェクトの統合、IT、契約・仕入れ、財務などの分野で高い技術が要求される100以上のポストが用意されている。ディズニーランドの関係者は、「現地の優秀な人材の応募を大歓迎。一緒に上海ディズニーランドのショーを演出、出演したり、乗り物などをプランし、造ったりしよう」と述べた。
「現地との一体化」が合言葉となっている上海ディズニーランドのマイク・クロフォード社長は「ディズニーランドの建設や運営の過程で、上海だけでなく中国全土において雇用の機会を創出し、経済成長を促進できる。また、プロジェクトの実施により、上海が現代サービスの点で引き続き発展し、国際的な観光地を構築するために大きな役割を果たすだろう」と指摘。「今後数年にわたり、人材募集の範囲をさらに拡大し、現地の優秀な人材に就職の機会を提供する」と語った。
人材選考の際、カギとなるのは学歴や経験のほか、新しいものを追求する熱意だという。同地のヒューマン・リソースを担当するグレッグ・モーリー副総裁は「世界でも一流のディズニーサービスを中国の方にも味わってもらうため、新しいスタッフにはディズニー文化の伝統的な訓練のほか、サービスや専門技術の訓練も実施する」と語った。
上海浦東新区で建設中の中国大陸部初の上海ディズニーランドは、ディズニーの伝統的なテーマに中国独特の文化が盛り込まれた設計になっており、ホテルや大型ショップ、レストラン、娯楽センターが完備されたレジャー施設となる計画。
「人民網日本語版」2012年3月27日