北京市は、禁煙範囲をさらに拡大し、罰則をより厳しくし、屋内公共施設、オフィス、公共交通機関など屋内の公共スペースを全面禁煙とする。また、規則に反して喫煙した市民に処する罰金は、これまでの10元から50元以上200元以下に引き上げられる。新華社が報じた。
「北京市喫煙抑制条例(専門家提案稿)」は、3月27日から4月30日まで、市人民代表大会常務委員会や市衛生局の公式サイト上で、広く一般の意見を求めている。同条例では、「屋内」は、天井があり、かつ、側面四方のうち二方以上に天井まで至る壁がある空間と定義されており、エレベーター、廊下、地下道、階段などが含まれる。
禁煙エリアとされる屋外スペースは、医療機関の屋外部分、および託児所や幼稚園など未成年が主に活動する公共スペースの屋外部分。一部に禁煙エリアが設けられている屋外スペースは、観光地・公園・遊園地などレジャー施設の屋外部分。
「人民網日本語版」2012年3月29日