上海ニューヨーク大学の初代学長決定
上海ニューヨーク大学の初代学長決定。 開校準備が進められている上海ニューヨーク大学は5日、国内外双方の学長・最高経営責任者（CEO）の人選結果を発表した…
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開校準備が進められている上海ニューヨーク大学は5日、国内外双方の学長・最高経営責任者（CEO）の人選結果を発表した。同校は来年から学部第一期生の募集をスタート、半数は中国大陸部から、残り半数は海外から募集する計画。入学試験を希望する中国人学生は、「高考（全国統一大学入試試験）」を受けなければならない。同校が全世界に向けて実施した教員募集には、極めて大きな反響があり、ノーベル賞受賞者を含む質の高い各国の教授達が、同校で教鞭を取りたいとの意向を示した。人民日報が報じた。
華東師範大学の現学長・兪立中氏が上海ニューヨーク大学の初代学長に就任する。コーネル大学元学長で現在は北京大学国際法学院創始院の院長を務めるJeffrey Lehman氏が常務副学長兼CEOとなる。兪立中氏によると、上海ニューヨーク大の学生募集要項が完成した後、華東師範大学学長を退職し、新ポストに就く予定という。
上海ニューヨーク大学は、中国教育部の認可を受け、独立法人格を備え、米中両国の協力によって設立される大学第一号。また、ニューヨーク大学のグローバル体制に組み込まれた最新のキャンパスともなる。教育部は昨年1月、華東師範大学と米ニューヨーク大学が共同で上海ニューヨーク大学を建設する計画を認可した。同年3月、上海ニューヨーク大学は上海陸家嘴に定礎した。華東師範大学は正式な上海ニューヨーク大学設立申請を提出済みで、教育主管部門が今後、審議・評価を行う予定。ニューヨーク大学のジョン・セクストン（John Sexton）学長は、「上海ニューヨーク大学は、一流の総合研究型大学となり、同時に、中国大学教育における国際協力モデル改革の代表的事例となるよう尽力する」と意気込みを示した。
上海ニューヨーク大学はすでに、関係各方面が参与する理事会を立ち上げ、学校管理システム計画を定め、基本的な大学運営管理制度および学術管理制度を構築した。
上海ニューヨーク大学では、開設学部、カリキュラム体制、人材育成モデルの設計作業はすでに終わっている。学部開校時に開設されるのは、自然科学、数学、工程科学、生命・行動科学、商業・金融、経済学、総合人文の7学部。同校は全面的な文理融合型教育を実施する。学生は全員、教養課程を履修しなければならず、教養課程をベースとして、専門課程でそれぞれが専攻した学問をより深く学ぶことになる。
上海ニューヨーク大学第一期生の募集定員は300人、このうち51％は大陸部から、残り49％はニューヨーク大学生募集システムを通じて海外から募集する。選抜は、受験生の統一入試成績、高校在学時の成績、全体的資質を合わせて評価・審査する三位一体型総合評価方式にもとづき行われる。入学した学生は、在校中に、3学期のうち1学期を利用して、ニューヨーク大学グローバルシステムに組み込まれている他の姉妹キャンパスや海外学習センターで学ぶことができる。
「人民網日本語版」2012年4月6日
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