米華字紙・世界日報の報道によると、2011年の米国のグリーンカード(永住権)取得者は106万2040人に上った。内訳はメキシコ人が全体の14%を占めて1位、本土出身の中国人は全体の8.2%を占め、8万7016人で2位だった(2010年比23%増)。3位はインド人で6万9013人、4位はフィリピン人だった。中国新聞網が報じた。
米国国土安全保障省が9日に発表した2011年の永住者に関する報告によると、中国人の米グリーンカード取得者は2009年には6万4238人(全体の5.7%)だったのが、2010年には7万863人(6.8%)、2011年には8万7016人(8.2%)と、年々増加している。
昨年の永住権取得者106万人のうち、過半数(55%)はすでに米国に住んでいる。新永住者の65%は家族関係の移民、すなわち永住者または米国民の親戚だった。新永住者のうち雇用関係の移民はわずか13%だった。うち、第二優先(高度な学位・階級・称号をもっている専門家)が約半数の48%を占めた。国土安全保障省によると、この割合が高かったのは、他の区分で制限数に満たなかった分が割り当てられたためだという。第三優先(専門家、熟練労働者、非熟練労働者)は27%で、第一優先(卓越技能者)は18%だった。
新永住者の中位年齢は31歳(米国出生者は35歳)、女性が占める割合は55%(米国出生者は51%)、既婚者は56%(米国出生者は38%)だった。このことから、新永住者は米国出生者よりも女性がやや多く、若いことが分かる。
「人民網日本語版」2012年4月13日