中国で4月29日から始まったメーデー3連休の最終日となった1日、行楽地やふるさとで過ごした人たちのUターンラッシュは鉄道の便でピークを迎え、全国の鉄道旅客輸送量は延べ805万1千人に達した。4月28日から5月1日までの4日間の鉄道旅客輸送量は前年同期比4.6%増の延べ2999万3千人となり、過去最高を記録した。人民日報が伝えた。
今年のメーデー連休中、全国各地の観光地には旅行客が詰めかけ、鉄道の旅客輸送量は急上昇した。連休初日となった4月29日の全国鉄道輸送量は、過去最高の延べ819万5千人に達した。このうち、北京鉄道局の管轄下にある北京南駅、天津西駅、北京-天津都市間鉄道、北京-上海高速鉄道の旅客輸送量は軒並み、操業以来の最高を記録した。
激増した旅客のニーズに対応するため、鉄道は動車組(高速列車)の輸送能力をフル活用した。北京-上海高速鉄道はピーク時ダイヤを実施.。武漢-広州高速鉄道と広州-深セン高速鉄道は路線間の相互乗り入れを実施すると同時に、フルダイヤで運行した。全ての高速鉄道で、複数の機関車を連結して運転する「重聯運転」や長い列車編成を可能な限り実施。北京鉄道局の管轄下にある北京-天津都市間鉄道では高速列車110本、北京上海高速鉄道では高速列車81本がそれぞれ運行され、旅客輸送能力はいずれも操業以来の最高を記録した。
「人民網日本語版」2012年5月2日